
■都議会議員選挙は大変厳しい結果となった。政権交代を成し遂げた民主党への期待外れが昨年12月以降まだ尾を引いている。小選挙区制度の国政と身近な地域の代表者を選択する地方選挙では意味も役割も違う。地域のために市民のために活躍できる候補者が、政党政治のなかで埋もれてしまうことは残念だ。しかも有権者の4割強の判断であることは選挙制度の歯がゆさでもある。
■ 下を向いていても仕方がない。日本の未来を託すため来る参議院選挙が重要。今度は国の将来を決める選挙でもある。経済優先で浮足立っている国民に今一度、目を閉じてじっくり考え直してもらいたい。誰もが保障されている基本的な人権を剥奪し、戦争のできる国へ変えようとするのか、平和のために世界に認められた憲法9条を守るのか。決断を迫られている。私たちが胸を張って次の世代に残せるもの。

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(機関紙「はちおうじ」522号/2013.6.28) |
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